全体的にピンが合っていて平面的な写真に、奥行き感を出す
メインとなる被写体と背景の両方に焦点が合っている写真に、あとから奥行き感を出すような場合は、「ぼかし(ガウス)フィルタ...」が活躍する。さらに奥に向かってだんだんとぼけていくように見せたい場合には、グラデーションツールを使うと容易に表現可能だ。また、微妙なぼかしを表現するには、ぼかしツールを使った手作業が適しているだろう。
背景をぼかしたい場合には、元写真のレイヤーを複製し、「ぼかし(ガウス)...」フィルタを適用して全体をぼかす方法がもっとも手軽だろう。メインの被写体部分を消しゴムツールで消して、背面にあるピントの合った元写真が見えるようにするだけなので、簡単だ。
写真を開いて背景レイヤーを複製したら、「ぼかし(ガウス)...」フィルタを[半径:4.2pixel]で適用する。この数値設定は写真に合わせて変更するものだが、ぼかし具合は被写体が何であるかはわかる程度にしておこう。
次は消しゴムツールで車の中心部分から消していき、ピントの合った部分が見えるように加工していく(図は消した部分が分かりやすいように背景レイヤーを非表示にした。)。このとき消しゴムツールは、「マスター直径:100px]、[モード:ブラシ]、[流量:50%]と設定し、ツールオプションバーで、[エアブラシ機能を有効化]ボタンをオンにした。こうするとぼかした部分との境界を違和感なく仕上げることが可能だ。
さらに奥行き感をつけたい場合には、工程2のレイヤーの下に背景レイヤーを複製し、「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)...」フィルタを工程1よりも大きい値(ここでは[半径:8.0pixel])で適用する。工程2と同様に消しゴムツールで消していくが、工程2よりもやや外側まで消して、奥にいくほどぼけた印象になるように仕上げよう。
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